FC2ブログ
文章屋Y.S.のよしなしごと日記、音楽映画書評など

酒に甘い日本

 先般飲酒運転での大きな事故が相次ぎ問題になっているようだ。前の改正で飲酒運転に関する罰則は大幅に強化され、「危険運転致死」なんて罪状も作られたようだ。にも、関わらず風化現象か飲酒運転による事故は増加傾向にあるという。
 私は厳罰化は飲酒運転の抑制に効果はあったと考えている。公務員だった頃は、厳罰化以前からものすごい神経の使いようだった。もっとも私個人はほとんど飲めないので、職場の雰囲気、ということだが。
 今般の情勢にも関わらずべろべろに酔って死亡事故を起こす人間は、その前から相当自暴自棄になっているはずである。ストレスか失職か社会風潮か、自暴自棄になる人間が増えているから重大事故も減らないのだろう。

 ここまでは枕だ。だいたい、理性や判断力を失うほど酔うのはいいことなのか。麻薬や覚醒剤のトリップやハイとどう違うのか。
 酒文化をもてはやす人間は多い。ドイツで各地の地ビール楽しんできたとか、粋がって旅行記に書いてる人間がいたな。実はLSDやコカインも、主として欧州で知的ハイソサエティにもてはやされた時期もある。
 いかに粋がろうが、化学物質で脳を狂わせてハイな気分を得るという点において麻薬や覚醒剤と酒の間に本質的な差はない。
 だからと言って、私は酒を麻薬並みに規制しろとか主張するものではない。あの「自己責任」たらいう言葉にもとづいて、自分なりに健康や他者への迷惑を配慮して楽しめばいい。本来麻薬や覚醒剤にも同じことが言える。ヘロインあたりは猛烈な依存性があって普通の人間は確実に壊れてしまうようだが、マリファナ、コカイン、メタンフェタミンあたりは、日常的に使用して六十過ぎまで普通に生きてる人間が山ほどいる。酒はといえば、キッチンドランカー、アルコール依存症、身近に一人や二人いない人の方が珍しかろう。
 べろべろに酔っぱらって車を運転するなど幻覚剤を注射して運転するのと同じだ。同様の重罪が科されるべきである。

 一方もう少し日常的にも、日本は(諸外国は知らぬ)酒の上の過ちに甘い。以前学校の教頭が普通の居酒屋で悪酔いしてバイトの店員さんの尻に触っていた。平教員が平謝りして彼を店から引っ張り出した。彼は現在校長になっているが果たしてその資格はあるか。酒の上でのセクハラもだいぶ裁判沙汰になるようになったが、当然の流れだ。
 他人のいる空間で理性や判断力をなくし、汚物をまき散らす行為が粋であるとはとうてい思われない。舌の滑りがよくなって面白いジョークでも連発するならいいだろうし、親しい友人の中にあって、「酔わなきゃ言えない」グチを長々とこぼすのもまあ、いいだろう。だが先述の教頭のような輩は、外で酒を飲む資格はない。免許取消ってところだ。
 今はアル中でも酒はいくらでも買える。いっそ酒の販売、年齢制限だけじゃなく免許制にでもしてはどうか。

コメント
コメントの投稿
【Font & Icon】
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

Y.S.

Author:Y.S.
ネットを中心として活動する文章屋です。最近はiPhoneにはまってます。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
最新トラックバック
AD
AD

月別アーカイブ
ブログ内検索
カレンダー
05 | 2020/06 | 07
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
カウンター
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

AD

AD
タグ

iPad iPhone 電子書籍 Kinoppy Android 映画 大泉洋 こんにゃくゼリー Annular YouTube eclipse パソコン iPhoneJailBreak 脱獄 BDZ-AT350S GV-MVP/XS2 動画 キャプチャボード iOS5.1.1 レイアウト 時事問題 ニュース 社会問題 小説 箱庭の虹 性同一性障害 同性婚 縦書き ミステリ 一太郎 ダウンロード EPUB3 金環日食 ハードボイルド 修理 "ULTRA WiFi" 中古 ホームボタン エヴァンゲリオン iPhone5 ジャンゴ タランティーノ テキストエディタ jota 加藤コミッショナー 統一球 レビュー プロ野球 ヱヴァンゲリヲン 生活保護 著作権保護 動画編集 コピーガード Blu-ray 地デジ ブルーレイ アプリ ダウンロード販売 TPP 消費税 自衛隊 教育 同人誌 選挙 iTextPad