先日、うちの学校にTV局が取材に来た。僻地の働く子ども達、って感じのドキュメンタリーをやるらしい。
局の人間はディレクターとカメラと音声の三人だったが、打ち合わせには三時間、撮影当日の終業式は一時間の遅刻で、「すみません」の一言もなし。校長が憤慨していた。態度は横柄、撮影はドキュメンタリーのはずなのに、「笑えるくらいヤラセ」(同僚談)である。終業式の後の下校シーン、「兄弟で手を繋いで仲良く駆けだしてー」とか。後日の昆布番屋の仕事風景でも、「何度も乾燥機の暑い部屋に入らされた」「お腹がいっぱいなのに、もっと食べてって言われて妹がむくれていた」「(小学校中学年の女の子が)君カワイイねえ、△△(アイドルグループ?)に入らない? 東京に来たら僕が案内してあげるよ、とか、エロい視線で言われた」とか、もう、それじゃ、戯画化された悪しきギョーカイ人そのものではないか。もう少し、予想を裏切って欲しいものである。
皆さんもマスコミは信用しない方がいい。特にTVは・・・。事実なんてひとかけらも伝えていないかも。制作者の(時に下劣な)意図次第で、けっこういかようにも大衆を動かすパワーを持っているTV。接する側の知恵が問われるだろう。
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