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文章屋Y.S.のよしなしごと日記、音楽映画書評など

自殺サイトとアノミー

 先日、「自殺サイト」の主催者が、自殺願望を持つ女性を、二十万の報酬を得て殺害した罪で逮捕されたようだ。

 この人、借金があったようで、二十万とはいえ報酬をもらったことで、自殺幇助ではなく嘱託殺人罪が適用される。ようは殺し屋のまねごとをしたということだ。
 睡眠薬や向精神病薬の類を、「死ねる薬」として売ってもいたらしい。そういえばこの人のHN、その手の薬剤名のもじりだったような。

 自殺サイトについては、数年前にも集団自殺を誘発したことでだいぶ話題になった。

 ただこの手の事件を、インターネットの存在に主因を求め、その規制に対策を求めるようでは、問題の本質を見誤る。
 電話にQ2問題があった。その前はゲームが、さらに前はテレビの存在が、「有害」な存在としてクローズアップされている。もちろんそれぞれのメディアに固有の問題はあるが、これは裏をかえせば、何を規制しようと新しい「有害媒体」は出現し続ける、耐性菌のようなものであって、規制には絶対的な力はない。そもそも人に利便性や豊かさをもたらすものとして新しいメディア、空間を創造したのであるなら、メリットをいかに享受し、害から身を遠ざけるかは、個々人の問題であって、未成年については教育の問題であるといえる。規制はナンセンスだ。

 「自殺」というキーワードからは、「アノミー」という言葉を連想した。実際自殺サイトの存在、隆盛の深層を読み解くには、アノミーという概念はなかなか役に立つ。

 100年も前に、社会学者デュルケームが提唱した「アノミー」という概念は、社会の無秩序状態を指している。アノミー的自殺は、孤独や焦燥などよりも、「自由」「無秩序」がもたらす虚無から自殺するというものである。不況期よりも好景気のほうが自殺率が高まる。

 社会の規制や規則が緩んだ状態においては、個人が必ずしも自由になるとは限らず、かえって不安定な状況に陥ることを指す。規制や規則が緩むことは、必ずしも社会にとってよいことではないと言える。(Wikipediaより抜粋)
 ……とするなら、やっぱり規制じゃないか、となりそうだが、違う。



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ネットを中心として活動する文章屋です。最近はiPhoneにはまってます。

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