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文章屋Y.S.のよしなしごと日記、音楽映画書評など

子ども投資家? ふざけんな

2/5のネットニュースより。思ったより長いのではしょりながら

 ライブドア株暴落 子供投資家も想定外 授業の合間、一喜一憂

 ライブドア株暴落のショックが証券市場を揺るがすなか、中学、高校生の未成年投資家たちも打撃を被っている。ライブドア前社長、堀江貴文容疑者(33)の影響で株投資を始めたという中学一年生は、同社グループ企業の株売買で資金の半分を失った。「子供投資家」たちが売買を始めた時期は、一昨年から昨年にかけてが多く、脚光を浴びたライブドアの躍進がマネーゲームの低年齢化をもたらしたようだ。あこがれだった堀江容疑者の逮捕で「幻滅した」と語る高校生もいる。(伊藤真呂武) 
 子供投資家に窓口を設けているマネックス証券によると、未成年の投資家は昨年秋ごろから増加傾向で、小中学生の口座開設数は約二千三百件。開設には保護者の同意確認だけで、取引額の制限などはない。

 ■子供の株、勧めない
 経済ジャーナリスト、森永卓郎氏の話「子供が株をやることはあまり勧めない。お金の役割を勉強することは必要だが、お金がお金を生むことを子供たちに見せてしまうのは好ましくない。株式市場の役割は本来、リスクのある事業に投資者が出資し、うまくいったら配当を受けるもので、株の売買でもうけるのは本来の姿ではない。堀江容疑者のやり方はマルチ商法に極めて近かったと思う。一昔前はメンコやビー玉など遊びの中にお金の要素が組み込まれていたが、今はそういう遊びがなくなり、教育しなくてはならなくなった。子供たちは一度味をしめてしまうと、真面目に働くことができなくなってしまう。そういう意味で今回の事件はいい教訓を残した。もう二度と堀江容疑者を作り出してはいけない」
(産経新聞) - 2月5日2時38分更新

 ・・・・子ども投資家だぁ!?
 と記事を読んでいてブチ切れていたのが数日前だ。
 そもそも株式投資(特にトレードを専門にやる、仕事にする場合)というのは資本主義のスキマを縫って金儲けをしようということであって、本当の意味でのお金の重みや怖さを学ぶ対象としてふさわしくない。それに第一、私が昔確か親父に言われたことだが、「自分で稼がん甲斐性のない人間が博打なんかやる資格があるかい」とか、もっともだと思う。トレーディングは博打ではないと言われるかも知れないが、企業などがプールした資産を運用するとか、個人事業主が自己資金を運用する場合、それをやる人間は相当なエネルギーで情報収集をし、カンと腕を磨いてシビれながら投資をやっている。子どもが「親からもらった金」で、社会の仕組みも金の重みも知らず、無くなってももらったお金が消えるだけ、という状態でやる投資で、何かの勉強になるはずがない。むしろ働くことがばかばかしくなったり、金銭感覚が狂ってしまわないだろうか。本気で投資の勉強というならせめて高校生くらいからが妥当だと思う。

 私もここ二年ほどで「投資」の勉強をはじめたばかりだが、資金が乏しいので最近のように小口の投資が可能にならなければチャンスはなかった。外為の口座に20万ほど入れて、数万円の保証金の範囲で、相場が大荒れしても一日数万円だ。去年の12月の数年に一度だと電話口の会社の人も言っていた大荒れの日に一日で20万失ったのが短期では最大の損失だ。しかしこのレベルの投資を小中学生がやるなんて常識はずれもいいところだ。カバードワラントやミニ株みたいなので一万円くらいからの投資も可能だが、一万円でも小学生の子どもに与えて投機に使わせる親ははっきりいって頭がどうかしている。ホリエモンは投機でのしあがった人間ではない。学生時代から、PCやネットの世界で、アイデアとスキルで新しい商売を切りひらいてきた男だ。どこかで自分を見失ってしまったようで誠に惜しい。プロ野球の買収とかフジ買収とかで反感を買ってたあたりではむしろ痛快だったのだが。

 話を戻すが子どもを相場師=博打打ちに育てたいならそれもいいし、小さなうちから「英才教育」もいいだろうが、まっとうな生き方をさせたいなら、株を買うのに一万円でも小中学生に与えるのは間違っている。

 余談だが記事末尾の経済ジャーナリストのバカさ加減も何とかならないのだろうか。
 「一昔前はメンコやビー玉など遊びの中にお金の要素が組み込まれていたが、今はそういう遊びがなくなり、教育しなくてはならなくなった」
 メンコやビー玉に組み込まれていたのはお金の要素ではなく、「博打」の要素だ。だから大人がワルい遊びと考え、実際にメンコもビー玉もベーゴマも勝者が敗者からモノをせしめる要素を奪ってしまったのである。子どもが外遊びをしなくなってますますメンコやビー玉が廃れたのはその後のことだ。メンコやビー玉が「望ましい金銭感覚」を学ぶ機会になっていたことなどない。
 資本主義が成熟して、その錬金術的な要素や、金と権力の結びつき、カードや借金の意味するところなど、学ばないで大人になると、大変なトラブルや不幸に巻き込まれる恐れもあるし、望ましい金銭感覚や労働観についても、子どもに教える必要はある。こずかいで株をやらせるなどというのは、性教育だとか言って子どもにエロ本を見せているようなものだ。大人の方の、考えられない非常識にただあきれるばかりである。

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