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文章屋Y.S.のよしなしごと日記、音楽映画書評など

新・新iPadへの期待

 電子書籍を自作している。また、ダウンロード販売などで買うことがある。

 Kinoppyの存在を知ってから、iPad(僕のはiPad2)は、電子書籍リーダーとしての存在価値をうんと増すことになった。iPhoneもだけどね。

 で、今の新iPad(つまり第三世代iPad)だけど、「電子書籍リーダー」としての僕の期待に応えるものではなかった。Retinaディスプレイは素晴らしい。あの大きさでフルHDを超える画素数を実現しているのだ。新たな驚きを与えてくれると言っていいほどの素晴らしさだ。iPadの解像度でも電子書籍を読むのにほぼ問題ないが、iPhone4と並べれば表示の滑らかさの差は歴然で、10インチであっても、ルビ表示にもう一押しの解像度が欲しくなる。新iPadは文句のつけようがない。

 しかしその他の部分は、電子書籍リーダーとしては意味がないか、むしろマイナスの部分もある。分厚さは気になるほどの増加ではないが、今のiPadでも「電車で読書」には重い。それがさらに重くなっている。そしてバッテリーの持ちは同じだ。Siriも魅力的だが、取りあえず電子書籍リーダーとしては関係ない。

 Retinaの解像度があれば、もっと小型で軽い方が、電子書籍リーダーとしてはいい。

 例えば7インチのRetinaディスプレイを持ったiPad。それでもiPad2より画素数は大きくなる。文庫本や新書本くらいの画面サイズが、電子書籍を読むのには向いている。小さくなれば軽く、バッテリーの持ちもよくなる。ついでに安くなるかもしれない。
 実はiPhoneでも、文字のみの電子書籍を読むのには十分なのだ(Retinaの解像度であれば)。しかし挿絵つき、あるいはコミックとなれば、もちろん物足りない。7インチくらいほしい。言い方を変えればそのくらいのサイズがあれば、紙媒体の何ら遜色ない代替品になる。しかもフルカラー、しかも何冊でも持ち歩け、出先でポチッと購入して、すぐ読める。

 そんな欲望が高まって、僕は今日Androidをリサーチするのに近所のドコモショップ、AUショップ、ソフトバンクショップを回った。

 AUはお話にならず、候補に挙げられるほどのタブレットのバリエーションを持っていなかった。

 ドコモにはいいのが二機種ほどあった。7インチタブレット。日本のiPadやiPhoneでできないテザリング機能や、おサイフケータイ機能(実はガラケーからiPhoneに移行した時、これを失うのが痛かった)、ワンセグ機能などもあるようだ。

 現行のものに加え、夏の新モデルにもあるのだが、5インチというワイド液晶を持った「スマートフォン」もいい。仮に10インチタブレットにおサイフケータイ機能があっても、なかなか実用的ではないが、5インチスマートフォンなら、使いやすい。

 いずれにしてもデータ通信は今のところ、ポケットWifiで行う。Androidの新機種のいずれを買おうと、二年縛りで月々2500円ほどの負担にとどまる。もちろんこの場合テザリングには意味がないわけだけど、「いざとなれば、そういう機能もある」ということで。

 ソフトバンクの夏モデルの発表は月末くらいだ。もちろんそれを待つ。AUには期待できまい。

 あと、「小さなiPad」については、噂はある。それから、二年縛りがあと半年を切ったiPhone4だが、次世代iPhoneはディスプレイサイズがでかくなるという噂がある。Mini iPadに比べ、そこそこ信憑性の高い噂だ。これが5インチあるなら……もちろんiPhone5だ。

 余談だが日食のこともあってiPadのカメラの性能を調べた。iPhone4(Sではない)の方が、iPad2より格段に上、というより、iPad2の静止画の撮影機能はほとんど旧世代の、申しわけ程度のものに過ぎないと知って驚いた。

 実は新しいiPadでは、この点が劇的に改善されている。目立たないが、一気に二段ジャンプしたくらいの進歩で、動画はフルHD、静止画は5メガピクセルで、解像度以上に、かなりいいスペックになっている(実は300くらいから上では、画素数が大きければカメラの性能が高いというものではない。1000万画素なんて何の意味もない。明るさとか、オートフォーカスとか、色表現性とか、もっと大事なことがいっぱいある)。

 ビデオチャットや、後日記事にするがMLBネット中継のHD画質、カメラの性能アップに、Retinaディスプレイ。

 これらを見ると、そもそも「タブレット端末」という新しいデバイスジャンルを切り拓いたiPadは、「全部入り」の高機能路線を走るつもりのようだ。電子書籍リーダーなら、電子ペーパーのデバイスだってあるし、というところ。

 でも売れてるんだし、そろそろバリエーション、増やしてくれてもいいんじゃないかな? 7インチくらいの、「小さなiPad」出ないかなあ。
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縦書きルビつきEPUBサンプルファイルの実験的作成と配布

 さて、EPUB3、縦書きルビつきの電子書籍の、作成及び閲覧環境がようやく整ってきましたね。

 一太郎の最新バージョンがEPUB出力に対応したことにより、HTMLを編集するような画面で小説を書くようなことをせず、快適な環境で文書を制作・編集した後、一発でEPUB出力する、ということが可能になりました。

 僕は自作の小説を同人などで発表していますが、その制作手順は、

1.テキストエディタ(TeraPad)で荒く書く(ルビなどはカッコで)
2.一太郎にテキストを流し込んで、印刷相当の書式で編集、校正
3.PDF出力で電子書籍に

 という流れでしたが、

4.EPUB出力で縦書きルビつき電子書籍に

 というオプションも加わったことになります。

 しかし、現時点では一太郎のEPUB出力にはいくつか問題があります。

 以前のブログ記事にも書きましたが、目次とチャプタ分割の問題です。

 一太郎そのものに、目次機能があり、それがEPUB出力に反映されるのですが、ここで出力される目次は、単なるXHTMLページであって、EPUB3の持っているINDEX機能?(FireFox、iPhoneやiPadのEPUBリーダーで参照できる目次)に対応したものではありません。

 その上、一太郎のEPUB出力では、文書本体をdocument.xhtmlという一つの文書にしてしまい、目次nav.xhtmlもその中のページ内アンカーに対応して作られるのです。このページ内アンカーには、現在iPhoneやiPadのリーダーが対応していません。

 これを、INDEX機能に対応させ、チャプタごとに文書ファイルを分割するために、現状ではもう一手間必要です。

 僕はSigilというEPUBエディタを使用しました。

5.Sigilにてチャプターを分割

 document.xhtmlを開き、Insert→Chapter Breakにて文書を分割します。ViewはSprit Viewが見やすいです。切りたい場所にカーソルを持っていって、分割。そしてファイル名をわかりやすく、chapter001.xhtml,chapter002.xhtmlなどと、リネームしていきます。

6.Sigilにて、Index部分の編集

 Expert Onlyの編集機能になりますが、過度に神経質になる必要はありません。一応事前にファイル保存して、別名で編集するなどして、戻れるようにしておきましょう。

 toc.ncxを開き、
<navPoint class="h1" id="doc1" playOrder="1">
<navLabel>
<text>本文</text>
</navLabel>
<content src="Text/chapter001.xhtml"/>
</navPoint>

 などとなっている部分を編集です。

 <navPoint>~</navPoint>をコピーし、<navMap>~</navMap>の間にチャプタ数分コピーしたら、
 <text>~</text>にチャプタ名(日本語可)、<content src="Text/chapter00x.xhtml"/>の部分を、対応するチャプタのファイル名に書き換えます。一字でも間違ったらうまくいきませんから、コピペをなるべく使用。

 これで一応iPhoneなどでは一応OKなんですが、nav.xhtmlの方も、なんとかしなくてはいけません。削除してしまっても問題ないですが、後述する閲覧方法で、PCでchromeなんか使う場合、htmlの目次もあった方が便利です。

 で、一太郎では、目次機能を使わず出力すれば、実質項目が一つしかない目次になっているはずです。

 nav.xhtmlを開き、

<ol>
<li><a href="../Text/chapter001.xhtml">1</a></li>

<li><a href="../Text/chapter002.xhtml">2</a></li>

 ……

 </ol>

 という具合に、<ol>タグの間に、項目数分の<li>タグに挟んで、章にジャンプできるhtmlファイルを作るわけです。


 最後に、末尾に目次は変なので、nav.xhtmlを、文書頭(表紙がある場合はその次)に移動します。

 Sigilでは、ファイル名のアルファベット順などに関係なく、左カラムの並び順に、ファイルが読み込まれるEPUBファイルを作りますので、これで頭に目次がきます。

 私の自作小説を以上の手順で作ってみたのがこちら。


 箱庭の虹EPUB


 任意のフォルダにダウンロードして下さい。

 ちょっと待ち時間がいります。あと、FireFoxなど直にEPUBが開けるようになっている場合、右クリック保存でお願いします。

 この元作品にはルビはなかったんで、あとで強引に一ヶ所だけsigilの編集機能でルビを付けました。ルビについては一太郎のEPUB出力そのままで大丈夫です。表紙はこのファイルにはないですが、これも一太郎のEPUB出力でつけることができます。cover.xhtmlとなります。

 現在パソコンでは、FireFoxにアドオンを入れればEPUBを直接開けますが、これは縦書きにもルビにも対応していません。Google Chromeが縦書きルビつきに対応しているものの、今度はEpubを直接開けないため、拡張子.epubを.zipと変更し、これを解凍してOEBPS>Textフォルダ内のxhtmlファイルを直接開きます。
 この時、nav.xhtmlを開けば、あとはブラウザから各章に飛ぶことができますので、あえてnav.xhtmlを残しました。以下説明するkinoppyでは、この目次は使えません。

 iPhone、iPadでは、kinoppyという、本来紀伊國屋オンラインの電子書籍購入、管理のための無料アプリが、見事に縦書きルビつきEPUBファイルを表示してくれます。

 使い方ですが、iTunesからiPhone等を接続状態でデバイスを選び、上部のappタブをクリック、ファイル共有よりkinoppyを選択、kinopp書類にepubファイルをドラッグ&ドロップ。
 iPhone等からkinoppyを起動。設定→追加コンテンツの検出 を行ったあとライブラリをタップすれば、文書が出現しています。それをタップ。フリックでページをめくって快適読書です。

 当然、一行文字数、文字サイズもピンチで変更可能で、さくっとリフローします。画面の狭いiPhoneでは、快適さが際立ちますね。
 なおiPhoneにはbReaderという有料アプリがあり、これもEPUB3対応ですが、実はkinoppyのEPUBレンダリングエンジンは、bReaderの開発元がおろしたものですので、バージョン違いがある可能性はあっても、原則同じ。縦書きルビつきEPUB3を見る(読む)目的なら、無料でiPadでも使えるkinoppyが断然おすすめです。

 Android系端末にもkinoppyは出ていますが、EPUBレンダリングに関しては、まだ少しバグがあると報告を頂いています。

 ここにサンプルを配布するのも、様々な環境で表示を試していただきたいためですので、ダウンロードし、ご覧いただいて、いろいろご報告いただければと思います。 
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Author:Y.S.
ネットを中心として活動する文章屋です。最近はiPhoneにはまってます。

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